訪問介護に必要な開業資金と融資を受ける方法について解説

訪問介護を開業しようと考えている方は、初期費用や運転資金など、開業資金はいくら必要なのか気になるかと思います。

そこで、この記事では訪問介護の開業に必要な資金や、資金調達をするための融資等についてご紹介をしていきます。

これから訪問介護を始めようと考えている事業者様は良かったら参考にしてみてください。

目次

訪問介護の開業に必要な資金

訪問介護を開業する場合、地域によって変わってきますが、最低でも800~1000万円の資金が必要と言われています。

社用車やパソコン、複合機といった初期費用が300~500万円程度、従業員への給与の支払いなどの運転資金も含めると、800~1000万円は必要となってきます。

訪問介護は仕組み上、開業してから最短でも2ヶ月以上は収入が手元に入ってこないため、その期間の運転資金が足りなくならないように気を付けなければなりません。

円滑に事業を開始するためにも、資金の用意はきちんとしておくのが良いでしょう。

訪問介護を開業する時の資金調達方法

訪問介護を開業する時の資金調達方法としては、主に以下の2つがあります。

  • 自己資金で賄う
  • 金融機関等からの融資を受ける

十分な貯蓄がある場合は、自己資金を開業資金に充ててもいいですが、多くの場合はそこまでの自己資金はなく、金融機関等からの融資を受けて借入を行うのが一般的な方法となります。

融資を受ける方法はいくつか考えられるので、自社に適したところで借入を行うのが良いでしょう。

訪問介護で活用できる融資制度

訪問介護で活用できる融資制度として主に挙げられるのは以下となります。

  • 日本政策金融公庫の新規開業資金
  • 各自治体の中小企業向けの融資制度

日本政策金融公庫の新規開業資金

日本政策金融公庫の「新規開業資金」では、新たに事業を始める方が利用できる融資制度です。

新規開業資金の融資制度の概要は以下となります。

  • 利用できる方:新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方
  • 資金の使い道:新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする設備資金および運転資金
  • 融資限度額:7,200万円(うち運転資金4,800万円)
  • 返済期間:制度で定める期間
  • 利率:基準利率を適用(場合によっては特別利率を適用)
  • 担保・保証人:どちらも無しになる場合が多いが、場合による

融資の条件等はそれぞれによって異なります。まずは下記の日本政策金融公庫のホームページから詳細を確認し、融資の相談をしてみるのが良いでしょう。

参考:日本政策金融公庫 新規開業資金

各自治体の中小企業向けの融資制度

各自治体には中小企業向けの融資制度が設けられている場合が多く、活用できる制度がないか自治体に確認してみるのが良いでしょう。

金融機関からの融資を受ける時のポイント

目的を明確にする

融資を申請する場合は、「訪問介護用の自動車を購入したい」「事業所を新築したい」など、どのような目的で融資を受けたいのか具体的な目的を挙げるようにしましょう。

返済能力を示す

金融機関が融資を行う際に、返済能力がきちんとあるかどうかは重要なポイントとなります。

返済できる能力があることを示すために、収入や収益が確保でき、滞りなく支払いを行うことができることを、収支計画書や決算書などを用いて証明できるようにしましょう。

いくら融資が必要か明確に説明する

必要な金額を明確に説明できるようにします。例えば、「自己資金でいくら用意できるが、総額にはいくら足りないから、この不足分を融資してもらいたい」といったように、何にいくら必要か例も合わせて明確に説明できると良いでしょう。

開業間もない時の資金調達方法

開業時の資金調達方法についてご紹介してきましたが、開業した後に運転資金に困った場合の資金調達方法も合わせてご紹介をします。

訪問介護を無事に開業したとしても、最短でも売上が入金されるのは約2か月後となるため、その間のキャッシュフローに困ってしまう事業者様も少なくありません。

その時の資金調達方法としては、ファクタリングサービスを利用する方法があります。

ファクタリングは売掛金を買い取るサービスのことです。

ファクタリングサービスを利用することで、国保連への請求から約1か月ほどかかる入金を短縮し、請求から数日程度で現金化することが可能となります。

特に開業間もないタイミングが手元に現金が不足しがちになるため、キャッシュフローが安定するまでの資金調達方法として上手く活用することも可能です。

ファクタリングサービスの詳細については以下をご覧ください。

参考:障害福祉専門のファクタリング ケアファクタリング

まとめ

以上、訪問介護の開業に必要な資金や融資等についてご紹介をしてきました。

開業には多額の費用がかかるため、自己資金だけでなく融資での借入も必要となる場合が多いです。金融機関によって返済の条件が異なるため、いくつか検討しながら進めていくのが良いでしょう。

不安な場合は訪問介護の開業に詳しい専門的なアドバイザー等に相談してみるのが良いです。

また、開業して間もない時の資金調達方法としてファクタリングサービスの利用を検討してみるのも良いでしょう。

ご興味のある方は、まずは下記ページからファクタリングサービスの内容をご確認ください。

訪問介護のファクタリングにも対応 ケアファクタリング

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